【手帳会議】手帳迷子からの発見。ロルバーン→サニー手帳でわかった理想の条件

手帳会議ー。それはオタクが己の生活に本気出す瞬間。

手帳会議とは、自分にとって最適な手帳の使い方を見つけるために、目的・役割・フォーマットなどを見直し、整理する時間のことです。一人でじっくり考えることもあれば、SNSや友人との対話を通じて行うこともあります。

来年の手帳、決まった?

ちょっと気が早いけど、手帳会議はじめちゃうよ〜!
えっ、もう?
手帳の新作発表って、だいたい7月から10月くらいじゃなかったっけ?
たしカニ!
でも、そろそろ気になってくる頃でしょ?
手帳を新しく始めようと思っているあなた、久しぶりに再開しようとしているあなた、そして、なんとなく気になっているあなたも——。
一緒に、手帳会議してみよう!

使い心地を振り返ってみよう

まずは、今年使っている『いろは出版さんのサニー手帳』とまわりの文具たちを紹介するよ!

📓サニー手帳 週間バーチカル
🖊ユニボールワンF(0.5mm)
🗒まるみのふせんプチ
👻マインドウェイブ おばけシール

フォーマットは、ゆるーい週間バーチカル。気分でマステを使ったりしています。

後ろについているフリーページに家計簿をつけています。お化けシールはワンポイントに。

欲しいものリストや、やりたいことリストなど、いろいろ楽しいページもついています。

3年くらいロルバーンダイアリーでバレットジャーナルをやってたんだけど、今年は気分を変えてサニー手帳にしてみたの。 白い紙って、マスキングテープの発色が良くて感動したよ!
ロルバーンは黄色っぽい紙だもんね。
マステやインクの色がちょっとくすみがちだったりするよね。
そうそう! しかもこのサニー手帳、方眼グリッド入りで、字をまっすぐ書くのにめちゃ便利。グリッドの色も濃すぎず薄すぎずの絶妙なグレーなの。
それに、バターイエローのカバーがシンプル可愛くて、
手帳を開くたびにテンションが上がってたんだ。
3月頃まではね…
不穏な空気が流れ始めました。

現状と問題点をあげてみよう

まずは見て…5月中旬の手帳の様子…

なにこれ、まっしろ!
〇んでる!
実はね…
このサニー手帳、トモエリバーっていう高級紙を使ってるんだけど、それが自分には合わなくて…紙をめくるのがだんだん億劫になっちゃったの。
トモエリバーとは、巴川コーポレーションが開発した極薄で軽く、なおかつ万年筆にも適した高品質な手帳用紙。とくに「ほぼ日手帳」にも採用され、手帳好きの間では定番の人気素材です。
ディスってるわけじゃないのよ!? ただね、ロルバーンのしっかり厚い紙に慣れてたから、トモエリバーの薄さがどうにも…繊細すぎて、めくるたびに緊張しちゃうの。
なるほど…
月間ページ・週間ページ・フリーページって行き来する回数が多いから、紙を気にするのは地味にストレスかもね。
ズボラニストとしては、ちょっとやそっとの雑さにも耐えてくれる紙のほうが、安心できたんだよね…。お絵描きで消しゴム使うときも、ビリッといきそうでヒヤヒヤだったし。
トモエリバーは“かさばらない薄さ”と“万年筆の滑らかな書き心地”が魅力なんだけど、そもそもカニちゃん、万年筆ユーザーじゃないしね。恩恵を受けづらい紙質だったのかな。
ぐうぅ…
『手帳=トモエリバー最強』みたいな空気感に乗せられて買っちゃったことは認めるよ。
陽気で社交的な人を、馴れ馴れしいと感じてしまう人もいる。
良さって、人によって感じ方が変わるからねぇ。

ほんそれ…。
だから、自分にとっての“合わなかった部分”も正直に見てみることって、大事だなって思ったよ。

今の手帳グッズのいいところ、うーんと思ったところをピックアップしてみましょう。
たとえばこんな風に感じたこと、ありませんか?

  • ペンの色が地味で味気ない
  • 手帳のサイズが思ったより小さすぎた
  • デコに憧れて買ったけど、マステ貼るのが面倒になった… などなど

どんな小さな気づきでもOKです。
「せっかく買ったのに…」と自分を責める必要なんてありません。

文房具界隈には魅力的なアイテムがあふれていて、SNSやインフルエンサーの発信も刺激的。でも、それが「あなたの生活に本当にフィットするか」は別の話。

これを取り入れたら、自分の毎日はどう変わるかな?」という視点で選ぶことが、手帳と長く付き合うコツです。

逆に、「これ、すごく使いやすい!」と思えた瞬間のよろこびは格別。その感動は、ぜひ手帳に書き留めておきましょう。あとから読み返した時、自分の“好き”が少しずつ見えてくるはずです。

魚の小骨が地味に痛い

あとね、ロルバーンでバレットジャーナルしてた時と比べると、テンプレートがしっかり決まってる手帳って、逆に使いづらく感じちゃったんだよね。
バレットジャーナルは白紙から自由に作れるもんね。フォーマットが決まってると、それに沿うのがプレッシャーになる人もいるかも。
でしょ?読みたい本リストとか、行きたい場所、日本列島のページとか、いろんな“おまけページ”があるんだけど……正直、使わないんだよね。見るたびに“ここ白紙のままだな…”ってモヤモヤするし。
それに、可愛い色のしおり紐が3本も付いてるんだけどさ、しおり使うために手帳を持ち上げて紐を探すのが地味に面倒で、結局使ってないの。
側面にインデックスふせん貼った方がアクセス早くない?
ねぇ、それもうほとんどサニー手帳の反省会じゃん。
いやいや、ビジュアルは大好きなんだよ!サニー手帳の公式ページ見てよ!
お上品なうえに専用フォントも可愛くて、開くだけで前向きな気持ちになれるんだから!
うん、見た目の可愛さは認める。でも、“魚の小骨みたいなひっかかり”が積み重なって、結局使わなくなっちゃったってことだよね。

”白紙ページ”のプレッシャー

実はね、昔ほぼ日手帳を使ってた時期があるんだけど、あれも続かなかったんだよね~。 MOTHER2の手帳カバーが大好きで、頑張って使おうと思ったんだけどな…
その時は『未記入のページがどんどん増えてつらい』って理由だと思ってたけど、
今になって思えば紙質の相性もあったのかもね。
未記入ページって、それ自体が『やらなかった証拠』みたいにのしかかるんだよね。サニー手帳のおまけページも白紙のままだと、それがプレッシャーになってたのかもしれないよ。
それは、たしカニ!
やっぱりバレットジャーナル形式が自分にとってのベストだったみたいだね。
…ところで、ほぼ日手帳に手を出した頃も『トモエリバー最強説』を信じてたの?
そう!
洗脳期間が長い

じゃあ、来年の手帳はどうするの?

ゆずれない願いとは

これまでの問題点をふまえて、「手帳選びで大切にしたい条件」を洗い出してみましょう。
今回は特に紙質やフォーマットへの不満が多かったので、それを中心に理想をまとめてみました。

理想の条件
  1. 持ち運びしやすいB6くらいのサイズ
  2. ある程度厚みのある、白い紙色、方眼罫
  3. 決められたフォーマットや、おまけページがないもの
いいとこどりをすると、こんな感じ。
やっぱり『手帳』というより、『ノート』のほうが自分には合ってるのかも。
ロルバーンから一度離れてみたからこそ、気づけたことだね。サニー手帳に使った金額も無駄じゃないよ。
うん…(泣)
でもさ〜、白い紙のロルバーンがあれば、それで万事解決なんだけどな~。
あるにはあるよ。白ロルバーン。

これ!文具女子博で買ったやつだよね!ゴムバンドの色も可愛くてお気に入り〜!
ただ、これ限定品だからね。この1冊を使い切ったら、また手帳迷子に逆戻りだよ。
だから、安定して入手できるノートを探す必要があるかも。

チャットGPTに聞いてみた

「理想のノートって何だろう……?」と悩んだとき、自力で情報をかき集めるのが億劫なこともありますよね。そんなときは、AIに頼ってみるのも手。最近ではチャット形式で手軽に相談できるAIもあるので、検索する気力がないときの強い味方です。

ということで、
チャットGPTに上記の条件を満たしてくれるノートを聞いたところ、ミドリさんのMDペーパーを使ったノートをおすすめしてくれたよ。
MDペーパーとは、文具ブランド『ミドリ』が開発した、書き心地にこだわった高品質な日本製の筆記用紙です。滑らかな書き心地とにじみにくさ、裏抜けしにくい適度な厚みが魅力。また、目に優しい自然なクリーム色で、長時間の筆記も快適です。

MDノートはサイズ展開が豊富だし、デザインもミニマルシンプルでいいよね!しおり紐は1本だけなので、まぁヨシとします!

それに、表紙のカスタム性は何気に嬉しいかも。ロルバーンは何より豊富な表紙展開が魅力なんだけど、時として積みロルの罪庫を抱えることになるから、結構お財布にダメージなんだよね…

ロル民あるあるだね。実はMDノート、シールやマスキングテープのコレクション用に1冊だけ持ってたから、さっそく紙質をチェックしてみたよ。

MDノートをなめまわす

MDノートジャーナルA5(ドット方眼)

カラーが映えてテンション上がる!
主張し過ぎないドット方眼もよき!
適度に厚みのある紙質助かる!

MDノートは、表紙すらカスタム前提ってところがいいよね。自分だけの1冊を作れる自由度の高さが魅力。
しかもフォーマットがないから、必要なページだけを自分のタイミングで作れるのがありがたい。

テンプレに縛られない。紙もしっかりしてる。
今まで感じてた“ちょっとしたストレス”をちゃんと解消できる選択肢だと思うよ。

たしカニ!
来年の手帳はMDペーパーを使ったノートに絞っていいかも!

MDペーパーを使ったノートもいろんな種類があるから、
次はサイズ感とか、どのシリーズにするかを詰めていこうか。

実際に紙質や見た目に触れてみることで、「自分が続けられそうかどうか」の直感的な判断がしやすくなります。テンションが上がる紙面って、それだけで立派な継続モチベーション。お近くの文具店などで気になる手帳のサンプルがあれば、ぜひお手に取ってみてください。

まとめ~自分の”好き”に気づく旅~

結局、続けられる手帳って

”自分の気持ちがラクなもの”なんだよね。

『流行ってるから』じゃなくて、『自分が気持ちよく使えるか』を基準にすると、
魚の小骨の奥に、自分が求めている理想が見えてくるよね。
手帳選びは自己理解の旅なのです。

手帳って本来は、自分を育てるためのツールだもん。
評価が高い手帳や紙を使うことが重要じゃないんだね。
もう言える……トモエリバー、別に最強じゃなかったって……!

目が覚めましたか!

これまでの手帳生活を振り返って思うのは、つまずいたところにこそ「自分らしさ」や「好みのヒント」が隠れているということ。
「めくりやすい紙って、意外と大事!」
「白い紙のほうが書いてて気持ちいい!」
――そんな“なんとなくの気づき”を積み重ねて、来年はもっと気楽に、自分に合ったやり方で手帳と付き合っていけたらと思います。

以上、第一回・手帳会議、これにて閉幕!

そして、ここまで読んでくれたあなたへ。
もし今、手帳やノートにモヤモヤしているなら――
その違和感は、もっと自分にぴったりな相棒を見つけるためのヒントかもしれません。
一緒に、自分だけの“使いたくなる手帳”を探していきましょう!