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私はヨーグルトが大好きで、一人暮らしを始めてからずっと400gの生乳100%ヨーグルトを冷蔵庫にストックしていました。
だけど、頻繁に食べるなら市販の物を買うより自家製の方がお得では?
と思ったので、実際にヨーグルトメーカーを購入し検証してみました。
- ヨーグルトメーカーってコスパいいの?
- 何回使ったら元が取れる?
という疑問が解決する記事になっています。
計算式もありますので、ご家庭に導入する前の参考にしてみてください。
用意するもの
使用するヨーグルトメーカーはこちら。
木目がかわいいヨーグルトメーカー。私が購入した時は4,599円でした。
楽天ポイント還元があったので実際はもっと安かったのですが、
計算がめんどくさくなるのでポイント分は考慮しないことにし、
浮いた金額の総計が4,599円を上回った時点で元が取れたということにします。
その他用意するもの
- 種菌になるヨーグルト100g
- 未開封の牛乳1ℓ
- 煮沸消毒した保存容器・かき混ぜるもの
今回、種菌ヨーグルトはパルテノにしました。内容量が丁度100gで、計量の面倒がないからです。
牛乳は行きつけのドラッグストアにある酪農育ち3.6牛乳です。
前提条件
- 1食は100gとする
- 増やしたヨーグルトを再び種菌には使用しない
比較対象のヨーグルトは、皆さんが普段お召し上がりのものにあわせてみてください。
では、早速結論です。
検証結果
結果は【約20回使ったら元が取れる】となりました。
計算式
- 市販1食分の金額ー{(牛乳代+種菌ヨーグルト代)÷10食分}=1食あたりの黒字
- ヨーグルトメーカー代÷(1食あたりの黒字×10食分)=必要稼働回数
例:かめの場合
- 生乳100%1食59円-{(牛乳代201円+種菌代159円)÷10食分}=1食あたりの黒字23円
- ヨーグルトメーカー代4,599円÷(1食あたりの黒字23円×10食分)=19.9回稼働
※ひとつめの式の結果がマイナスになる場合は赤字です。
一人暮らしの私は週に1度使うとして、20週。おおよそ4ヶ月半で元が取れる計算になります。
ご家族の多いお家では週2、3で出番がありそうなので、そうなるともっと早い期間でペイできます。
もちろん、比較対象のヨーグルト、ヨーグルトメーカーの本体代、種菌にしたヨーグルトによって結果は変わります。
例えば、ヨーグルトメーカーのおすすめによく登場するアイリスオーヤマの【IYM-014】はAmazonで3,600円くらい。
本体が3,600円だと約16回、約一ヶ月ほど前倒しで元が取れます。
また、私の近所のドラッグストアではR-1が110円なので、種菌にすると1食あたり27.9円の黒字。
アイリスオーヤマとの合わせ技で、理論上は13回で本体代がペイできます。
検証過程
作り方
①あらかじめ牛乳パックの中身を100ml抜いておきます。
この100mlをヨーグルトにチェンジして発酵させることで、牛乳パック一本が丸ごとヨーグルトになります。
②ヨーグルト100gを入れ、底の方までよくかき混ぜます。ヨーグルトメーカーにはかき混ぜ用の長いスプーンが付属していますが、他の用途に使えないくらいデカくて場所をとるので、私はいつも無印のジャムスプーンを代用。
高い位置から入れると、牛乳が結構跳ねます。
③ヨーグルトメーカーに付属しているクリップで口を止めて、
④42℃の設定で9時間発酵させます。朝出かける前にセットしておくと、夕方には出来ています。
出来上がり
ちょうど10食分できました。
半分は100gずつ計量して、すぐ食べられるように小分けにし、もう半分は大きな保存容器へ。
温かい時はとろみのあるユルユルな仕上がりですが、冷やすとパルテノっぽい粘度のあるヨーグルトになります。
味はプレーンなので甘くありません。
私はいつもフルーツ缶やジャムなどを入れて、朝食のお供や小腹が空いた時のおやつに楽しんでいます。
自家製ヨーグルトの注意点
消毒はしっかり!
ヨーグルトに触れるかき混ぜ棒や保存容器は煮沸消毒し、雑菌を繁殖させないようにしましょう。
また、牛乳パックごと温めるため、パックのふちに手が触れないようにします。
私はかき混ぜ棒に熱湯をかけてから使うようにしています。
効果効能をあまり期待しない
かさ増ししたヨーグルトの成分は、元のヨーグルトとは異なっています。
効果目当てでお召し上がりになる場合は、割高でも市販の商品を買いましょう。
もとのヨーグルトの中の菌(乳酸菌やビフィズス菌)は、ヨーグルトメーカーの調理条件(温度、時間)では増殖できないものもあるので、完全に再現できない場合もあります。酪農ジャーナル電子版Q&A
乳酸菌のバランスが変化したり、乳酸菌が作り出す発酵成分の量が変化したりしますので、市販のものとは性質が異なる可能性があります。株式会社明治Q&A
保存期間は冷蔵で5~7日
煮沸消毒が甘かったり、保存状況によっては雑菌によりカビが生えることがあるそうです。
なるべくお早めに召し上がって下さい。
ヨーグルトメーカーで発酵を終えたヨーグルトは保存容器に移し、なるべく早く冷やしてあげましょう。
必ず牛乳を使う
【乳飲料】では乳製品以外のものが含まれているため、全く固まりません。
また【低温殺菌牛乳】も、たんぱく質の変性が足りず乳酸発酵しにくいため、
種類別名称を確認して、普通の牛乳を購入するようにしてください。
注ぎ口上部がへこんでいると牛乳だよ
まとめ
20回で元が取れるなら、作業の手間を考慮してもコスパは良いと感じました。
1万円くらいするヨーグルトメーカーでもない限り、おおよそ15~20回前後で元が取れそうなので、
長く見積もっても半年ほどで黒字になるのかなと思います。
ヨーグルトメーカーはいわゆる低温調理器なので、サラダチキンや米麹、納豆なども作れて料理の幅が広がるメリットもあります。
大抵はレシピ集が同梱されているので、ヨーグルト以外の発酵食品に挑戦してみても面白いのではないでしょうか。
みなさんも検証結果を参考に、ぜひヨーグルトメーカーをご検討ください。
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